来院理由
整形外科や様々な整骨院に行ったが改善せず、当院の無料感謝祭があり興味本位で来院。
運動できるようになりたいという目的で来院。
どんな患者さんの症例なのか
若い頃の仕事で重いものを持ち運ぶことが多く、脊柱に過度な負荷が加わり脊柱管狭窄症と診断され、手術もされている症例
軽い運動、起居動作での腰痛があったが、改善傾向にある例
患者さんの初来院時の主訴
動作開始時痛、長時間座位での痛み痺れが強くなり始めた。
生活していて左下腿部の痺れが気になる。
歩けるように、走れるようになりたい。
身体所見・治療経過
初回施術
左下腿部の痺れ、左腰臀部周囲の筋緊張を認め、症状部位に対しての筋緊張の緩和、疼痛及び痺れを取り除く処置(手技による軽擦法、揉捏法)
左右不均衡によっておこる筋緊張の左右差をなくすためのトムソンベッドを用いた骨盤矯正を実施。
腰臀部周囲の炎症が強かったため、患部に対してのアイシング施行。
→痛みの変化(ペインスケールの変化):治療前を10とすると治療後は8まで落ち着く。
多少の筋緊張の緩和、炎症の軽減はあるものの症状は残存。

2回目の施術(2日後)
初回の治療に引き続き腰臀部の筋緊張緩和に対する処置、骨盤矯正を実施。
日常生活動作の改善として左右のバランスが崩れないようにするための歩行指導、臀部周りの安定性を保つため自宅で出来る体操指導。
炎症と疼痛の緩和は見られたがまだ症状残存。

3回目の施術(1週間後)
鍼治療による深層筋に対して直接アプローチして腰臀部周囲の疼痛が緩和される。(ペインスケール:10→6)
腰椎、胸椎に対するアライメント調整の為、特殊なローラーを用いて背骨矯正を実施。
治療後腰部の可動域が向上し、歩きやすさも実感。

4回目の施術(3週間後)
状態の把握の為、実際に初回で撮った写真と現状の写真を比較し姿勢の改善を認識。
背骨矯正と体操により歩容変化もあり、腰部の可動域も改善傾向に向かう。
更に、背骨の矯正と鍼治療の効果により疼痛も10→3に変化。
5回目の施術(5週間後)
痛みがさらに軽減し、仕事中の痛みが減ってきた。
左下腿部の痺れに関してはまだ残っているので引き続き背骨の調節と腰臀部周囲筋に対する処置を手技と鍼で実施。
治療後は痺れも軽減するが、まだ安定しない。
仕事の動きや歩く、走るなどの動作もスムーズに行えるようになってきた。
今後も症状改善、骨格安定のために通院を継続。
担当者コメント
脊柱に対して狭窄のある部位に手術をしているため、完治は難しいと対象患者さんにも伝えていますが、少しでも楽になりたいということから治療を開始。
腰臀部周囲筋に関しては、普段から骨盤、脊柱の捻じれや後屈が原因となり、負担が増えてしまいます。
お身体へ日々加わる負担、積み重ねにより発生してしまうので、まずは骨格のアライメント調整をすれば負担は軽減されると考察します。
さらに現状かかっている負担や筋緊張を取り除く為、疼痛緩和、表層筋に対して手技、深層筋に対しては鍼治療を実施した結果
疼痛の緩和、可動域の向上が確認できている為、筋肉に対しての継続的なアプローチも必要だと考察します。
治療時間外の時間もご本人には考えていただきたいので、習慣指導(体操指導・冷却指導)も有効だと考えています。
お電話ありがとうございます、
黒崎名倉堂鍼灸整骨院でございます。