来院理由
顎部の痛みが治らず、食事も満足に出来ずネットで調べ当院へ来院
どんな患者さんの症例なのか
歯科矯正をしていた患者さんで、大きく口を開けると首まで痛みが出る。
開口時痛、咀嚼時痛あり。
患者さんの初来院時の主訴
咀嚼時に痛みがあり、食事をしにくい。
大きく開口すると首まで痛みがある。
痛みのある部位:後頭下筋群、側頭筋、顎二腹筋
身体所見・治療経過
初回施術
本人の都合により1週間に1回の通院ペース。
運動検査時に顎の開閉動作だけでなく、頚部回旋、頚部前後屈の可動域制限あり。それに伴う疼痛を訴え、歯科矯正の為、顎のマウスピースも使用していた。
顎の矯正、脊柱の矯正、手技療法にて対応。
治療前の運動検査にてペインスケール10であったが、治療後はペインスケール6まで減少。
通院を詰めて行えないため、自宅にて患部の冷却指導、セルフケアを実施するよう指導。
2回目の施術(1週間後)
来院する2日前まで痛みが出ず、今までで1番良い状態だと本人も自覚。
実際に頚部可動域も初回と比較し、制限は微小の物となるも、ペインスケールは6のままであった。
2回目の通院では、手技療法、股関節の矯正、顎の矯正にて対応。
ペインスケールは6→5に変化。
3回目の施術(2週間後)
前回と比較し、顎の引っ掛かり感は消失。また、開口時の頚部の疼痛も激減(ペインスケール1)する。
食べられるもの持増えており、本人も喜びを実感。
今回も手技療法、脊柱の矯正、顎の矯正にて対応。
1か月後
顎の痛みは消失、開口可動域も正常に戻り、再発防止の為、現在も通院中。
担当者コメント
顎が痛むから顎だけを見るのではなく、実際に首の可動域や脊椎の可動域、腰部の動作など細かく運動検査をしていくことで顎以外の可動域や
動作制限、疼痛部位を知ることが出来た。顎だけの処置をしても大元の骨格は変わっていないため、本人の同意のもと脊柱の矯正、股関節の矯正を実際に行いました。
そのうえで顎の処置を行ったところ、可動域が変わっただけでなく、日常生活で痛みのない時間が増えるなど本人の喜びの声が多くあった。
根本治療をするにあたって、患者の主訴だけに焦点を当てるのではなく、それ以外の体の動き、関節の可動域、痛みの出やすい動作を運動検査にて知ることで痛みや制限の出ている根本を知ることができ、当院の治療で治すことが出来たのではないかと考察する。
お電話ありがとうございます、
黒崎名倉堂鍼灸整骨院でございます。